ガヌロンは、サラセンの勇将ブランカンドランと合流し、マルシル王のところへ向かうが、途中で意気投合し、ローランを亡き者にする計略を立てる。一旦、敗北を受け入れ、フランスへ戻る時に背後からだまし討ちにする計略である。
マルシル王から多くの貢ぎ物と人質を受け取り、ガヌロンはシャルルマーニュの元へと帰る。シャルルマーニュはマルシル王の返事を聞き、フランスへ帰る決心をし、殿軍を誰に任せるかと相談を始めた。ガヌロンはかねての計画通り、ローランを指名。ローランは勇んで、その任を受けた。十二勇将はこぞって、ローランと運命を共にすることを選び、二万人がローランと共に殿軍として残った。
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ローランたちは、途中でサラセン人の大軍が攻めてきていることに気付く。あまりの数にローランの親友であるオリヴィエは、ローランに角笛を吹いて援軍を呼ぶように勧めるが、ローランは名誉心からそれを断る。戦が進むにつれ、十二勇将は次々と倒れ、ローランたちは窮地に陥り、とうとう角笛を吹いた。
シャルルマーニュはその音を聞いてとって返すが時すでに遅く、ローランは大奮闘の末にその生涯を閉じ、聖ガブリエルによって天国へと導かれた。
『ローランの歌』は初め、ロンスヴォーの戦いの直後にゲルマン民族の中から自然発生的に作られていった物だと思われていた。